お寿司は日本の伝統的な食べ物で、世界中で人気がありますね。
でも、お寿司の文化や歴史を知っている外国人はまだまだ少ないかもしれません。そこで、このブログではお寿司の起源や種類、食べ方のマナーなどを紹介したいと思います。
お寿司の歴史
まず、お寿司の起源についてですが、実は東南アジアから伝わったものだと言われています。
東南アジアでは魚や肉を塩と米で発酵させて保存する「熟鮓(なれずし)」という食べ物がありました。
これが中国に伝わり、さらに稲作文化と共に日本にも伝わったそうです。日本では最も古い文献に「すし」という文字があるのは718年に成立した「養老令」という法令です。
お寿司が今のスタイルに近づいたのは江戸時代だと言われています。当時は江戸前海岸で水揚げされた新鮮な魚介類を使って、「握り寿司」と呼ばれる手で握った形の寿司が作られました。これが大衆的な屋台料理として広まりました。また、ネタに刺身を使うようになったのは明治時代以降だそうです。それまではネタは塩漬けや煮物など加工されたものが多かったそうです。
そして、昭和時代に入るとお寿司は高級料理として敷居が高くなりました. しかし、1958年に回転寿司が登場することで状況が変わりました 回転寿司はベルトコンベアーで運ばれる皿から好きなものを取って食べるシステムで、安くて手軽に楽しめるようになっていき、これが大衆化のきっかけとなったといわれています
人気の寿司ネタは?
寿司ネタで人気のお魚は、赤身・白身・光りものなど様々な種類があり、一言では言えないですが、ここでは代表的なお魚をあげてみましょう。
まぐろ
寿司の王様とも言われるまぐろは、大トロ・中トロ・赤身という3つの部位に分かれます。大トロは最も脂が乗っていて柔らかく、中トロは脂と赤身のバランスが良く、赤身はさっぱりとした味わいです。
サーモン
サーモンはオレンジ色の美しい刺身が特徴的で、甘みと旨みが豊富です。サーモンにはオメガ3脂肪酸やビタミンB群などの栄養素が多く含まれています。
えび
えびは寿司ネタの定番で、甘くてプリプリした食感が人気です。種類によって味や大きさが異なりますが、代表的なものには甘エビや車エビなどがあります。
うに
うには海胆の卵巣で、濃厚でクリーミーな味わいが特徴です。色や形も美しく、高級寿司ネタとして人気です。
いくら
いくらはサケの卵で、プチプチした食感と塩味が楽しめます。鮮やかな赤色も目を引きます。いくらにはDHAやEPAなどの健康に良い成分が含まれています。
お寿司のマナーって難しい?
お寿司を食べる際の礼儀やマナーについて紹介します。
職人さんに話しかけてみる
寿司屋ではカウンター席で職人さんと向き合って食事をします。職人さんは自分で仕入れた新鮮なネタを誇りに思っていますから、感想や質問を話しかけてみましょう。
握り寿司は箸ではなく手で食べる
握り寿司は手作業で作られますから、箸では崩れやすくなっています。手で持って口元まで運んだ方が美味しく感じられます。
意外な寿司ネタ
お寿司で食べる意外な寿司ネタもありますよ。
くえ
くえは深海魚で、幻の高級魚とも呼ばれます。白身でふわっとした食感と甘みがあります。くら寿司では期間限定でくえの握り寿司を提供しています。
ハマチ
ハマチはブリの若い個体で、脂が少なくさっぱりとした味わいです。人気の寿司ネタランキングでは第1位に選ばれました2。
カレイ
カレイは平たい魚で、白身でやわらかくてあっさりした味わいです。カレイには種類が多く、メバルガレイやコチなどがあります。
バナナ
バナナは果物ですが、お寿司にすることもできます。バナナを切ってシャリに乗せて巻き海苔で包みます。甘いバナナとしょっぱい海苔の組み合わせが意外においしいです。
以上、お寿司で食べる意外な寿司ネタを紹介しました。他にも色々なネタがありますから、興味があれば試してみてくださいね。
寿司職人になった外国人体験談
マイケルさんのケース
マイケルさんはアメリカ出身で、日本に留学していた時に寿司に興味を持ちました。その後、日本で寿司職人として修行し、現在は外国人向けの寿司ツアーを運営しています。
競りや魚の捌き方、自分で寿司を作るなど、寿司の魅力を訪日外国人に伝えているそうです。すごいですね。
ジュリアンさんのケース
ジュリアンさんはフランス出身で、元々はフレンチシェフとして働いていましたが、日本食ブームに触発されて寿司職人に転身されたそうで、現在はパリの高級寿司店で料理長を務めています。フランスではまだ珍しい本格的な江戸前寿司を提供しています。
他にも日本で学んでから海外でも活躍することができている方もたくさんいらっしゃいます。素晴らしい職業ですね。